「投資はなんだか怖いもの」この誤った認識で日本には投資が根付いていません。そこで投資を増やそうとして国がやりだしたサービスが
NISA
通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合、これらを売却して得た利益や受け取った配当に対して約20%の税金がかかります。
NISAは、「NISA口座(非課税口座)」内で、毎年一定金額の範囲内で購入したこれらの金融商品から得られる利益が非課税になる、つまり、税金がかからなくなる制度です。
イギリスのISA(Individual Savings Account=個人貯蓄口座)をモデルにした日本版ISAとして、NISA(ニーサ・Nippon Individual Savings Account)という愛称がついています。 (金融庁HP)
2014年にNISAがスタートして、2018年に積立NISAがスタートしました。概要は下記の通りです。(後で詳しく解説します)

商品の選択自由度が高い一般NISAは、2023年に一旦終了しますが、代わりに少しルールの変わった新NISAがスタートします。
一方、対象商品が特定の投資信託に限られた積立NISAは2042年まで制度が続くことが決まっています。
今回の記事では、
・積立NISAという制度の概要
・積立投資で資産形成をすると、いくら貯まるのか
・楽天で積立投資をすると年利1%が確定する理由
をご紹介します。
NISAってなんだかわからん
結局積立投資をすると、どれくらいの資産形成ができるのか知りたい
積立NISAはどこの証券会社を使えば良いのか知りたい
積立NISAとは?
まず、積立NISAについて、通常NISAとの比較もしながらご紹介していきます。
改めて最初の表をみてみましょう。

特徴としては
・配当金や、値上がり後に売却して得た利益にかかる税金が無料
・扱っている商品は長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託(個別株は買えない)
・積立NISAの口座を利用して積立投資ができる金額は40万まで
本来なら株で得た利益には20%の税金がかかります。つまり10万円利益がでても、2万円が税金としてもっていかれて、8万円しかもらえないわけです。
しかし、積立NISAを使えば、その税金が免除されるのです。10万円の利益はそのまま10万円でもらえます。
扱っている商品に限りはありますが、資産運用の本でもよく紹介されているS&P500に連動する投資信託(eMAXIS Slimなど)はちゃんとあるので困ることはあまりありません。
ここで1つ注意点なのですが、通常NISAと積立NISAの両方の口座を同時に開設することはできません。
ですので、NISAを使う時は、通常か積立か選ぶ必要があります。
※年の変わるタイミングに、通常↔︎積立の切り替えは可能です。
どちらがいいか選ぶために、通常NISAの特徴もみてみましょう。(新NISAは今は使えないですし、大枠は通常NISAと同じなので今回は特に触れません)
通常NISAも非課税で資産運用ができるという点は、積立NISAと同じです。
違いとしては
・扱っている商品の自由度が高い
・上限金額が120万と積立NISAの3倍
・非課税期間が5年と短い
前半2つの対象商品の自由度が高い点と上限金額が高い点は、積立NISAよりも良い点です。
一方で、非課税期間が5年と短いのがデメリットとなります。
例えば40万円のお金を、年利5%で運用できたとします。
そうすると5年後には約51万(+11万)、20年後に約106万(+66万)になります。
この際、積立NISAなら非課税で、106万全てもらえるのに対し、一般NISAの場合は6年目から20年目までの利益には20%の税金がかかって、結果的に95万円しか受け取れなくなります。
(「6年目~20年目の利益55万(66-11)」×「20%の税金」= 約11万円)
5年間分ならば、11 × 5 = 55万円の差が出てきます。
というわけで、長期投資が目的の場合積立NISAがおすすめとなります。
特に、月3万程度までしか投資に回せないという人であれば、なおさら積立NISAがおすすめです。
積立NISAで資産運用したらいくらたまるの?
積立NISAの限度額40万円全て使って、資産運用をしたらいくらになるのでしょうか。
計算するには、複利計算が必要になります。エクセルでも簡単にできますし、金融庁のサイトでも計算ツールがあります。
結果はこちら

年が増えるにつれて、上昇幅もどんどん大きくなりますし、1%の年利の違いが長期的にみて大きな差になることがわかると思います。
ちなみにS&P500指数の直近30年で平均7%のリターンをだしています。
もちろんこれはあくまで平均ですし、インフレや為替のリスクもあります。経済の中心が今後もずーっとアメリカとはならない可能性も大いにあります。
ですので、次の30年、40年も7%の成長が保証できるなどというものではありません。
ただ、今までの実績をみる限りは、年7%の利回りを期待するのも、決して夢見心地のドリーマーとはいえません。
実際は利益から税金が引かれるので、本来なら実質利益は7%とはなりませんが、20年間は積立NISAを使えば非課税になるわけです。
ちょっと控えめにみて、年利5%としても、40年間積立を続ければ、4830万円の資産を築くことができます。
例えば25-65才まで、毎年40万(毎月3.3万)を積み立てれば、老後資金が約5000万貯まるわけです。
65才から100才まで35年間生きるとしても、5000 ÷ 35 = 140万円となり、月10万円程度分のお金が確保できます。
しかも実際は、この5000万円を米国の安定高配当株などに投資すれば、配当金などももらって生活費をまかなうことができます。
これだけだと心許ないと思う人もいるかもしれませんが、そこそこのセーフティーネットは手にすることができます。
楽天の積立NISAだと年利1%保証な理由
積立NISAをやるためには、口座を開設する必要があります。ネット証券で開設する人が、多いと思います。
ネット証券としては、「SBI証券」「楽天証券」「マネックス証券」などがあります。
中でもダントツでおすすめなのが楽天証券です。
理由は大きく2点。
・楽天カードのクレジット決済で積立投資ができる
・楽天ポイントで積立投資ができる
まず、楽天カードのクレジット決済で積立投資ができるとなにがうれしいのか?
それは、毎回の積立投資のたびにポイントが1%つくという点です。
年に40万円積立投資をすると、自動で4,000円分のポイントがつくわけです。
そしてもう1つの嬉しい点が、そのポイントを利用して積立投資ができる点です。「ポイントを利用して積立投資する」という設定をしておけば、勝手にポイントを利用して積立投資してくれます。
この設定をしておくことで、積立投資で獲得したポイントだけでなく、楽天カードでの買い物で得たポイント全てを積立投資で使ってくれます。
ポイントの使い忘れというものを防げるわけです。※期間限定ポイントは積立投資には利用できません。
積み立てた分の1%が自動で増え、ポイントの使い忘れも防ぎながら、積立投資ができるのが楽天証券での積立投資の魅力です。
もちろん手数料の安さが魅力の人気の投資信託であるeMAXISSlimも取り扱っていますし、口座開設料も無料です。
また、これらのポイントをゲットしたり、ポイントで投資するためには楽天カードも必要になります。
楽天カードは手数料無料な上に、常に1%のポイントがつき、楽天市場の買い物であればさらにお得になるので、持っておいて間違いないクレジットカードといえます。

楽天証券で積立NISAをスタート
投資初心者がまずはじめるのに適しているのが積立投資です。
そして、そんな積立投資をお得にやる方法が楽天証券で楽天カードを利用した投資です。
資産形成開始の第一歩としてはじめてみてはいかがでしょうか。
ただし、正しくリスクも理解した上で、余剰資金でやる、ということにはくれぐれも注意してください。