前回の記事で
会社を辞めてしまった話をした。
今回はその理由について
お話しさせてもらう。
別に会社の批判をしたいわけじゃない。
愚痴を言いたいわけじゃない。
そして会社を辞めることを推奨したいわけでもない。
ただ、1つの人生実験のスタート地点として
一応書き記しておこうと思う。
3年後の自分が思い描けなかった
まず1つ目は
その会社に勤めた3年後が思い描けなかったことだ。
いわゆる一流企業で
中の人も優秀な人が多い。
そんな先輩方を見て思った。
「この人達は優秀だけど、こうなりたいわけではないな」
「自分の進むべき道はこっちじゃないな」
「そんなの1年目で判断できないでしょう。」
とも思った。
会った社員が多いわけでもないしやったことも少ない。
正直確かに判断材料は全然足りない。
でも思ってしまった。
そして理由は他にも続く。
楽しいなと思う日がなかった
2つめが「楽しいな」と思う日がなかったことだ。
1年目ということで学ぶことも多かった。
新しくできるようになったこと
新しく知ったことも色々あった。
ただ、「これができるようになって何になるのだろう。」
「そもそもこのプロジェクトを成功させて何になるのだろう。」
いや、誰かがやらなきゃいけないことはわかる。
いわゆる無駄仕事だとは思わない。
でも、それは自分じゃなくていいな。
そんな感覚。
裁量権がなかった
1年目でなんのスキルもないので
当然なのだが、裁量権が全くない。
学生の頃から
やりたいことだけをやって、
やりたくないことはやらないで生きてきた。
学習は好きだからやってた。
でも宿題は嫌いだからやらなかった。
授業も大体つまらないから聞かなかった。
特進コースという成績上位者を集めたコースも
なんか雰囲気が嫌いだったから辞めた。
まあ所詮学校という閉じた空間でのこと。
そんな中でやりたいようにやってきた。
でも、それが会社ではできなくなった。
いや、物理的にはできたんだと思う。
やるかやらないか、自分の問題だ。
箕輪さんも『死ぬこと以外かすり傷』の中で言っている。
別に幻冬舎が自由な会社だったわけじゃない。
箕輪さんが全てを自分の力で書きかえていったのだ。
でも、自分はそうはできなかった。
裁量権を得たいなら実力をつけなきゃ、と思う。
でも、そこで求められるスキルは、自分が身につけたいスキルじゃなかった。
これではどうにもならない。
一方で、家にいると遊んでだらける、なんてことにはならない。
むしろだらだらするのは退屈すぎて嫌だ。
ならば、自分で全てをやってみてはどうか。
自分を追い込む実験をしてみたかった
先に言ったように自分に裁量権を与えたら
なんとかするんじゃないか?という自信みたいなものがある。
ただこれも相当眉唾物だ。
勉強が得意だと、学生までの人生は非常に楽にいく。
その成功体験がもたらしている自信。
ただ、学校の勉強ができるという処理能力の高さは
自分で仕事を創っていく、価値を生み出していく
ということにはあまり役立たない。
それでもやっぱりやってみたかった。
自分は会社を辞めたら何をするんだろう?と
なんとも無鉄砲だと思う。
ただその無鉄砲が許されやすい状況なのも確かだ。
両親も健在だし、守らなければいけない家族もいない。
これだけリスクを取りやすい状況。
時を経るに連れてリスクは取りづらくなってしまう。
若くて学ばせてもらえる状況の時に、
会社で学んでしっかり強みを作る
というチャンスを放棄するというリスクはある。
メンタリストDaiGoさんも
「起業は副業の方が成功率が高い」
と動画で言っていた。
謎の自信家よりも
地に足つけてしっかりリスクマネジメントできる人の方が
やっぱり成功しやすいということなんだろう。
でも、やっぱり辞めてみる方がワクワクする。
働かなくてもいいんじゃないか
テクノロジーは進歩し
世の中は非常に便利になった。
AIが人間の仕事を代替していく、なんてことも言われている。
だったら、全員が働く必要はないんじゃない?
と思うわけである。
ケインズ先生だって
「1日3時間の労働でよくなる」
と予想していた。
※ここでいう労働の定義は、
お金を得るために多少やりたくないことも我慢することとさせていただく
誰かが働かなければ世の中が回らないから
労働の対価を支払うことで世界を発展させてきた。
そして世界は豊かになった。
その例は『FACT FULLNESS』にたっぷり書いてある。
ただ世の中の発展に合わせて
誘惑や人間の欲望が増加した。
結果的に最低生活費も上がり労働は減らない。
労働の割に世の中はあまり良くならない。
その上グローバル化などで競争も激しくなっている。
こんな感じの悪循環。
でも現時点でも
家賃を抑えるために東京以外で住み
見栄を張るための余計なものを買わなければ
まあまあ生活費は抑えられそうだ。
自分はお酒も好きじゃないし、お金のかかる趣味もないし
物にも基本興味がない。
人と話すのは好きだが、休日も基本家に篭っている。
となると一人であればかなり生活費は抑えられる。
だったらそういう生活をしてみようかな、と。
別に家でうだうだしていたい
とかそういうわけじゃないんだ。
自分ができる世の中のためになることはしたい。
でも生活費を抑えて、お金の制約を受けずに
それができるんじゃないのか?てことを試してみよう。
一人はいけても家族がいると無理かもしれない。
でも、まあその時はその時で考える。
まだ25歳だ、一旦そんなことは考えなくてもよかろう。
まとめ
ということでつらつらと
会社を辞めた理由を書いてきた。
最初にも言ったように
別に会社なんてオワコンだ!
とかそういうことを言いたいわけじゃない。
はっきり言って会社は偉大だ。
自分は4月から就職と同時にブログを始めた。
ブログは1日平均2-3時間取り組んでいた。
でも収益としては1年で1000円程度。
1日じゃない、1ヶ月でもない、1年だ。
毎日2-3時間やったにも関わらずだ。
それだけ自分一人で価値を生み出し、お金を稼ぐというのは難しい。
なのに会社はそんな自分に月30万以上の給料を払ってくれるわけだ。
さらには保険料や年金も払ってくれて福利厚生もある。
至れり尽くせりすぎる。
ここで満足できたらよかったのだが、ダメだったので実験してみる。
次回は、最終的に成し遂げることを書いていく。